星野源さんのエッセイってどんな作品?おすすめは?
最近星野源さんが気になっているんだけど、どのエッセイから読めばいい?
こんなお悩みを解決します!
この記事で分かること
- 星野源のエッセイ本4作品の簡単な内容
- ファンの感想&おすすめ度
- おすすめの読む順番
どうも、おみそ(@kumoinasu_omiso)です。わたしは年100冊の読書を楽しむ、当ブログ「くもゐなす茶房」の看板猫です
くもゐなす茶房のマスター・飼い主です。おみそに本のことを学んでいます
この記事では、星野源さんのエッセイ本4作品の感想、おすすめ度を紹介します。
星野源さんって紅白歌手で俳優もやってる上に、エッセイも出してるの?
そうなんです!
2021年の紅白歌合戦で7回目の出場、ドラマ・映画にオールナイトニッポンのラジオと大活躍の星野源さん。
実は、本も出版されているんです。
そんな星野源さんは世に知られる前から「逃げ恥」で一躍時の人になるまで、エッセイを書き続けています。
今回紹介する4作品は、あまり読書をしない方にも読書家さんにも超おすすめのエッセイです!!
というのは、全4作全て違うテーマで書かれていて、星野源さんをあまり知らない人でも楽しめる作品ばかりだからです。
この記事では、星野源さんのエッセイが気になっている方に向けて、エッセイ本4作の感想とおすすめ度、おすすめの読む順番まで余すところなく紹介します。
いっしょに本の世界を旅しましょう
星野源のおすすめエッセイ本➀:『そして生活はつづく』
『そして生活はつづく』はどんなエッセイ本?
星野源1作目のエッセイ『そして生活はつづく 』は”つまらない毎日の生活を面白がる”をテーマにした作品です。
星野源1stシングル「くだらないの中に」が発売される以前、主にSAKEROCKとして活動されていた時期のエッセイです。
とはいってもバントの話ではなく、日常の些細なできごとを面白おかしく切り取ったお話がメイン。
書いてある内容は、
- 携帯料金の支払い
- 洗濯の話
- 掃除
- 箸選び
- 引っ越し など
なんという些細な日常!
「面白いの?」と思われるかもしれませんが、これがまたとても面白いんです!
コメディを観ているかのようなエピソードもあれば心に響く話もある。
誰もが逃れることのできない"普通でつまらない"生活を面白がって綴っているからこそ、読者を惹きつけるエッセイです。
感想【おすすめ度】:星野源『そして生活はつづく』
【おすすめ度】
【おすすめ度:★★★★☆】
あれだけベタ褒めして★4つ??
それくらいこの後の作品も素晴らしいの!
【感想】
まず、”つまらない毎日の生活を面白がる”というテーマ が秀逸です。
本書を読むまで、普通の生活を面白がるという視点はありませんでした。
そして、どの話も読んでいてくすっと笑ってしまう。
そんな"人間星野源"の魅力が詰まった作品です。
- なぜつまらない生活を面白がろうとしているのか。
- なぜ音楽活動、俳優、エッセイと様々なことに挑戦し続けるのか。
星野源の"芯"が垣間見えます。
笑えて心に響く、素敵なエッセイです。
当たり前の生活を楽しんで、大切にしようと思える。そんな一冊です。
星野源初エッセイ本『そして生活はつづく』の詳しい感想
星野源のおすすめエッセイ本②:『働く男』
『働く男』はどんなエッセイ本?
タイトルは『働く男 』
その一行目は、
"働きたくない"
もう面白そうですよね(笑)
本作はタイトルの通り、星野源さんの仕事について書かれたエッセイです。
目次は以下の通り。
- 働く男
- 書く男(映画連載エッセイ)
- 歌う男(楽曲について)
- 演じる男(俳優活動について)
- そして、また働く男
星野源さんの2013年までの活動の全てがこの本に詰まっています!
感想【おすすめ度】:②星野源『働く男』
感想【おすすめ度】
【おすすめ度:★★★☆☆】
ファンとしては★5ですが、一般の方におすすめするなら!
【感想】
星野源の活動の全てが詰まったファン必見の一冊。
個人的に好きなフレーズは、
『くだないの中に』を"真摯な変態の歌"を評しているのがおもしろい。
曲を聴いたことがある人は「まさに!」と言いたくなりますよね。
ファンでない方は、
- 映画エッセイ「ひざの上の映画館」
- 又吉さんとの対談
をおすすめします。
映画エッセイはその映画を全く観ていなくても楽しめます。
星野源さんの価値観に触れることもでき、とても面白いです。
又吉さんとの対談はお二人の仕事観に触れることができます。
私たちは普段、「何をしている人か」という目で人を見てしまいがちです。
「肩書」についてのお二人の考えは、このような感覚について考えさせられる内容になっています。
仕事論としても面白い一冊です
『働く男』のレビューをチェック
星野源のおすすめエッセイ本③:『よみがえる変態』
『よみがえる変態』はどんなエッセイ本?
『よみがえる変態 』は、一言で言うと闘病記です。
くも膜下出血で倒れ、病院に搬送。
その後、退院からの再発。
壮絶な闘病生活をありのままに綴ったエッセイです。
感想【おすすめ度】:③星野源『よみがえる変態』
感想【おすすめ度】
【おすすめ度:★★★★★】
【感想】
生きることについて真剣に向き合わされる一冊。
一番最初に読んだ星野源さんのエッセイがこの本でした。
初めて読んだときは衝撃的すぎて一気読みしたよ
中盤までは、多忙なお仕事の話や下ネタが中心。
ですが後半、灰色の見開き1ページを挟んで、内容が大きく変わります。
星野源さんは初めから闘病記を書こうとしていたわけではありません。
エッセイを連載している途中に闘病生活を送ることになったからありのままに書いているのです。
そのためか、非常にリアルな闘病生活が綴られています。
私は、闘病記に変わることを知らずに読み進めていたので衝撃的でした。
闘病について "地獄" "絶望"と表現する星野源さん。
そんな彼が書いたこの言葉が心に響き渡りました。
心からわかった、それだけで儲けものだ。
本当に生きててよかった。クソ最高の人生である。
星野源『よみがえる変態』「生きる」p144より引用
実感を伴ったひとつひとつの言葉が、心の奥深くまで響きわたります。
当たり前のことを当たり前に感謝する大切さを気付かせてくれるエッセイです。
『よみがえる変態』のレビューをチェック
星野源のおすすめエッセイ本④:いのちの車窓から
『いのちの車窓から』はどんなエッセイ本?
星野源さん4作目のエッセイは『いのちの車窓から』です。
ほっこり笑えて心温まる一冊になっています。
ドラマの撮影でのことや、楽曲の誕生秘話など様々です。
テーマについては触れていません。
ですが、わたしは「人との関わり」がテーマだと感じました。
そして、なんと!
「新垣結衣という人」という話があります!!
き、気になる...!!
星野源さんが新垣結衣さんとご結婚される前に書かれたもので、新垣結衣さんをベタぼめしています。
星野源さんいわく、新垣結衣さんは「普通の人」だそう。
それ、ほめてるの?
べた褒めだよ!実際に読んでみるとよく分かるよ
日常で心に残った風景や出来事、人々について思いのままに綴っている 本作。
「人生で大切なことってそういうことだよなぁ。」と忘れかけていた気持ちを思い出させてくれます。
感想【おすすめ度】:④星野源『いのちの車窓から』
【おすすめ度】
【おすすめ度:★★★★★】
【感想】
星野源さんのエッセイ本の中で個人的には最高傑作。
"今は言いたいことは特にありません"という星野さん。
ですが、”星野源”のレンズを通して見た世界とそこから感じた心の機微をありのままに綴った作品はどのエピソードも心温まるものばかり。
特に、本作最後の「ひとりではないということ」
私は今まで、たくさんのエッセイを読んできましたが、私にとって最高傑作のお話と言っても過言ではありません。
"幸せの感じ方"について語られたお話です。
幸せはいつも近くにあって、大切なのは自分が世界をどう受け入れるかということ。
大切なことに気付かせてくれる、心に響くエピソードです。
忘れないように、何度も読み返したくなるエッセイです
詳しい感想を記事にしました!:『いのちの車窓から』
どの順番で読むのがおすすめ?
全4作のエッセイが出版された順番がこちら。
そして、全作読んだ私がおすすめする読む順番がこちらです!
理由も説明します
【読む順番】➀いのちの車窓から
まず始めに読みたいのが、『いのちの車窓から』です。
個人的No.1の作品です。
誰もが響く内容が多く、心温まる作品のため、初めての人におすすめ。
星野源さんをよく知らない人でも、読書があまり得意でない人でも楽しめます。
【読む順番】②よみがえる変態
2番目に読みたいのが、『よみがえる変態 』
初めに『いのちの車窓から』を読み、最近の源さんの心の機微に触れてから読むことをおすすめします。
一躍有名になり、今や紅白常連の人気歌手かつ俳優かつ作家の星野源さん。
『いのちの車窓から』の次に読むことで、壮絶な過去を乗り越えて現在の星野源の価値観があることがよく分かります。
【読む順番】③そして生活はつづく
3番目が『そして生活はつづく 』
ここまできたら、ある程度"星野源"という人について分かってきますね。
ですが!!!
3番目に『そして生活はつづく』を読むと、イメージがガラッと変わります!
星野源の原点を知ることができる面白い作品です。
【読む順番】④働く男
4番目に読みたいのが『働く男 』
『働く男』を読むころには、もう星野源さんのファンになっていることでしょう!
そんなあなたが、楽曲や俳優業の裏側、映画エッセイに触れたら、楽しめること間違いなしです!
この記事をブックマークして、一作読み終わるごとに見返す、という使い方がおすすめです
私は『よみがえる変態』『いのちの車窓』『そして生活はつづく』『働く男』の順番でしたが、過去の自分にアドバイスするなら、上の順番にします。
ここまで読んでくれた方へ
ここまで読んでくれた方にこっそり伝えますね
一冊ずつ読むのは上のような順番がおすすめですが、お話単体だと...
『そして生活はつづく』「ひとりはつづく」を読んで、『いのちの車窓から』「ひとりではないということ」を読むと、より心に響きます♪
実際に読んでみると、よく分かりますよ。
まとめ:星野源のおすすめエッセイ本4作をファンが紹介!読む順番も解説
星野源さんのエッセイ本4作の内容や感想をファンが紹介しました。
この記事のまとめです。
本記事のまとめ
- 全4作のエッセイ本は全て色が違って様々な星野源を楽しめる!
- 個人的おすすめNo.1は『いのちの車窓から』
- 読む順番は『いのちの車窓から』『よみがえる変態』『そして生活はつづく』『働く男』の順がおすすめ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう♪
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