『世界から猫が消えたなら』面白かったなぁ。名言を詳しく解説してほしい。
こんなお悩みを解決します。
この記事で分かること
- 小説『世界から猫が消えたなら』あらすじ
- 小説『世界から猫が消えたなら』名言集[解説]
どうも、年100冊の読書を楽しんでいる、おみそ(@kuminasu_omiso)です。当ブログ「くもゐなす茶房」の看板猫です♪
くもゐなす茶房のマスター・飼い主です。おみそに本のことを学んでいます!
"せか猫"の世界観に浸りたい…
そんな方に向けて、累計発行部数100万部を超える大ベストセラー・川村元気作『世界から猫が消えたなら』(小説)の名言を解説しています。
小説のページ数を掲載し、名言をいつでも振り返ることができるようにしています。
それでは、本の世界をいっしょに旅しましょう
小説『世界から猫が消えたなら』あらすじ
あらすじ:小説『世界から猫が消えたなら』
郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。
そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。
その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計...僕の命と引き換えに世界からモノが消えていく。
僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。
川村元気『世界から猫が消えたなら』裏表紙より引用
『世界から猫が消えたなら』作品内容
著者 | 川村元気(かわむらげんき) |
ジャンル | ファンタジー小説 |
テーマ | 生きることの意味、失って気付く大切さ、家族 |
読みやすさ | |
文庫発売 | 〇 |
出版年 | 2012年 |
出版社 | 小学館文庫 |
ページ数 | 229ページ(文庫・解説込) |
小説『世界から猫が消えたなら』名言集20選
大切なものを失ってからその大切さに気付く前に
当たり前ではない当たり前の幸せを大切にできるように
『世界から猫が消えたなら』の名言を解説していきます。
名言➀:世界から猫が消えたなら...
世界から猫が消えたなら。
この世界はどう変化し、僕の人生はどう変わるのだろうか。
世界から僕が消えたなら。
この世界は何も変わらずに、いつもと同じように明日を迎えるだろうか。
川村元気『世界から猫が消えたなら』冒頭
この冒頭から分かるように、『世界から猫が消えたなら』は哲学的な思考実験を小説に落とし込んだ作品です。
「もし身近にある大切なものがなくなってしまったらどうなるのか。」
そんな"もしも"を"僕"の「何か一つを失う代わりに、一日の命を得る」という不思議な一週間から追体験する、寓話的な物語。
それが、『世界から猫が消えたなら』です。
世界から猫が消えたなら、世界から僕が消えたなら、世界はどう変わるのか。
"僕"が大切なものを失う中で得た”こたえ”は、名言を最後まで読むと分かります。
名言②:何かを得るためには...
「何かを得るためには、何かを失わなくてはならない」
川村元気『世界から猫が消えたなら』p21
僕のもとにやってきた悪魔がささやいた言葉です。
悪魔の言葉であると同時に、僕のお母さんの口癖でもありました。
考察好きのわたしは、「悪魔の言葉が母の口癖ということは、母親が死ぬ前にも悪魔が来ていたのでは!?」と勘ぐってしまいましたが、そのような展開はありませんでした...
何かを得るためには、何かを失わなくてはならない
言い換えると、「何かを失うことで、何かを得ることができる」となります。
失うからこそ、気付くことができることもある。
人生は喪失の連続です。
それでも、そんな失うことに意味を授けてくれる、やさしい名言ですね。
名言③:この世界にはたくさんの残酷なことがある。でも...
「この世界にはたくさんの残酷なことがある。でもそれと同じくらい美しいものがあるんだ」
川村元気『世界から猫が消えたなら』p71
"僕"と彼女がアルゼンチン・ブエノスアイレスへ卒業旅行に行ったときに出会ったトムさんの名言です。
世界一周旅行をして、各地で様々な景色を見てきたトムさんが言うと、深みがありますね。
「美しさ」とは、絶対的なものであり、主観的なものでもあります。
アスファルトに咲く花を見て、「美しい」と愛でる人もいれば、一瞥もせずに踏みつけにする人もいる。
この世界には、残酷な現実もあれば、美しい真実もあります。
それをどう捉えるかは、わたしたち次第なのかもしれません。
名言④:小さな痛みのことを、人は後悔と呼ぶのだろう
「じゃあ、また明日」
いまでも、最後に彼女がそう言ったときの小さな笑みを、ときどき思い出す。その笑みが心の右はじあたりに小さな痛みとして住み着いて、雨の日にはまるで古傷のように顔を出す。
でもよく考えたら、僕の心にはそんな小さな痛みがたくさんある。その小さな痛みのことを、人は後悔と呼ぶのだろう。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p77
電話が消えた世界で、"僕"は彼女との思い出を振り返っていました。
二人の卒業旅行中、ある事件をきっかけに、旅の帰路でほとんど会話をすることができない二人。
電話さえあれば、あの時に言葉を交わせたかもしれない。
「あのときこうしていれば...」
そんな小さな痛みの集合体が後悔という言葉を作っているのでしょうか。
名言⑤:終わりがあるからこそ、生きることが輝く
恋がそうであるように、終わりがあるからこそ、生きることが輝いて見えるのだろう。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p79
すべてのことは、いつか必ず終わりを迎えます。
終わりを迎えないことと言えば、「すべてが終わる」という事実だけです。
でも終わりがあるからこそ、人生は輝く。
"当たり前"を尊く感じることができる。
それでも、"ある"こと、"いる"ことが当たり前すぎて、人は終わりを迎えることを忘れてしまいます。
そんなとき、この名言はわたしたちの心の奥深くまで届くことでしょう。
「終わりを迎える」ことはこの世界の真理です。
では、終わりを迎えない生があったとしたら?
そんな”永遠の命”を与えられたねこの物語が『100万回生きたねこ』という絵本です。
『世界から猫が消えたなら』が命が有限であることを説いた物語であるなら、『100万回生きたねこ』は「永遠の命があったなら?」という問いをテーマにした物語です。
"僕"が大切なものを消してでもほしかった一日の命がいくらでも手に入るねこがいたら、そのねこは何を選ぶのでしょうか...?
詳しくは、こちらの記事「絵本『100万回生きたねこ』を哲学する」で解説しています。
名言⑥:相手のことを想っている時間とは...
すぐに伝えられないもどかしい時間こそが、相手のことを想っている時間そのものなのだ。
プレゼントは、物"そのもの"に意味があるのではなく、選んでいるとき、相手が喜ぶ顔を想像する、"その時間"に意味があるのと同じように。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p82
LINEやSNSでいつでもどこでも繋がれる便利な世の中に生きているからこそ、響く名言ですね。
『星の王子さま』では「大切なものは目には見えない」という名言があります。
「相手のことを想っている時間」こそ、”目には見えない大切なもの”だと、わたしは思います。
わたしにとってはこの記事を書いている時間も「相手のことを想っている時間」です。
読んでくださった方の顔を想像しながら書くからこそ、執筆する意味があります。個人的な日記とのちがいですね。
ブログって、書いたことが読者さんに届くまで時間がかかるんです。だから、「未来でこの記事を必要としてくれている誰かに届いてくれたらいいな。」と思って書いてたりします。
わたしの個人的な感想で失礼しました。
名言⑦:人生は近くで見ると悲劇だけれど...
「人生は近くで見ると悲劇だけれど、遠くから見れば喜劇だ」
川村元気『世界から猫が消えたなら』p88
"僕"が好きな映画『ライムライト』の言葉として作中に登場する名言です。
わたしが肉付けする必要のない、完成された素晴らしい言葉です。
映画『ライムライト』は1953年にチャップリンが主演・監督を務めた作品です。
名言⑧:死と同じように避けられないものがある。それは...
「死と同じように避けられないものがある。それは生きることだ」
川村元気『世界から猫が消えたなら』p88
こちらもまた、映画『ライムライト』での名言。
この言葉と非常に近い、星野源さんの名言(エッセイ『そして生活はつづく』)があります。
「全ての人に平等に課せられているものは、いずれ訪れる「死」とそれまで延々と続く「生活」だけなのである。」
星野源『そして生活はつづく』より引用
死ぬことと生きることの真実を悟った星野源さんがたどり着いたのは、「つまらない日常をおもしろがる」ということでした。
詳しくは「日常はエンタメだ!『そして生活はつづく』感想&あらすじ」で解説しています。
名言⑨:無数の「あってもなくてもよいもの」が集まり...
「生きていくことは美しく素晴らしい。くらげにだって生きている意味がある」
無数の「あってもなくてもよいもの」が集まり、その外形を人型にかたどって「人間」というものが存在している。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p104.105
個人的に最も響いた名言です。
作中で失っていく、電話も映画も時計も含め、見渡す限りのありとあらゆるものはほとんど「あってもなくてもよいもの」ですよね。
正確には、「なければ困るけれど、なくても生きていけるもの」たちです。
スティーブ・ジョブズが亡くなってもアップルが成り立つように、人間もまた「あってもなくてもよいもの」に入るように思います。
それでも、「あってもなくてもさして世界は変わらないけれど、かけがえのないものたち」でできた一人一人、ひとつひとつが、誰かの人生には「なくてはならないもの」だと、わたしは信じています。
名言⑩:ほとんどの大切なことは、失われた後に気付くものよ
「ほとんどの大切なことは、失われた後に気付くものよ」
川村元気『世界から猫が消えたなら』p117
イタリア映画『道』を観るときに、"僕"のお母さんがよく言っていた言葉です。
「失ってから本当に大切なことに気付く」
これは、『世界から猫が消えたなら』という物語のテーマそのものです。(テーマ解説は別記事でしています。)
ちなみに、『道』は大切な人を大切にできなかった後悔を描いた1954年公開のイタリアの名作映画です。
『道』はU-NEXTの無料体験に登録すればすぐに観ることができます。
"僕"とお母さんの思い出の映画『道』を観たい方はこちらの記事「U-NEXT無料トライアルの新規登録から解約方法までを完全解説」をご参照ください。
U-NEXTで『道』を観ましたが、とても深いテーマ性のある映画で、"僕"のお母さんの言葉の意味がよく分かりました。
名言⑪:人間は、不自由さと引き換えに決まり事があるとうい安心感を得たのだ
自由は、不安を伴う。
人間は、不自由さと引き換えに決まり事があるという安心感を得たのだ。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p127
時計が消えた世界で、"僕"の実感から出た名言です。
「時間」というかたちないものを時計という道具で確認することで、「時間を掴んでいる感覚」を得ることができます。
人は「分からないこと」に強い恐怖を抱く生き物ですから、年月や日付、分秒といったルールをつくることで、安心を得ているのですね。
「ルール」と聞くと、理不尽で不自由で縛られるものという印象になりがちですが、お互いの自由を認め合うために、ルールは必要です。
時計がなければ、待ち合わせもできず、相手をいくらでも待たせてしまうかもしれない。
それは、不自由ですよね。
時間という概念は人類最高の発明の一つだと思っています。
大切な人に会えるとき、楽しみなことがあるとき、それが「いつ」あるのかが分かるから、その時を楽しみに待てるのです。
名言⑫:人はなぜ花に名前を付けるのだろう。
人はなぜ花に名前を付けるのだろう。花だけではない。物にも色にも形にも、そして人にも。どうして名前が必要なのだろうか。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p135
悪魔の気まぐれによって人間の言葉を話せるようになった"僕"の愛猫・キャベツの素朴な疑問を受けて、"僕"が心の中で思ったことです。
わたしは、人が名前を付ける理由の一つは、「分からないもの」を「分かるもの」にしたいからではないか、と考えています。
理屈は分かるけど、どうもしっくりこないなぁ...
おみそもそう思っていましたが...
"僕"の言葉をきっかけに「名前を付ける意味」について考えていたときに、ふと『なまえのないねこ』という絵本を思い出しました。
この絵本に、人が名前を付けるもう一つの理由が隠されていました。
名前を付けるもう一つの理由は、その「もの」に愛情を注ぐためです。
"僕"の愛猫「キャベツ」の名付け親は誰だったでしょうか。
物語の終盤、"僕"は思い出すのでした。
名言⑬:目の前のことに追われれば追われるほど...
目の前のことに追われれば追われるほど、本当に大切なことをする時間は失われていく。
そして恐ろしいことに、その大切な時間が失われていることにまったく気付かないのだ。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p138
家族のだめに仕事を頑張っているはずなのに、その仕事に追われて大切な家族との時間が取れない...
他人のこんな様子を見ていると、「本当に大切なことを忘れてない?」とアドバイスできるのですが、肝心な自分のことなると、なぜか気付けないのが世の常です...
忙しさに時間を奪われる前に、「本当に大切なこと」に優先順位を付けておくことが大切だなぁと、この名言を聞いて思いました。
おみそにとっての「本当に大切なことをする時間」は「大切な人と話す時間」かなぁ
名言⑭:僕らには愛という感情がある
そうだ。僕らには愛という感情がある。
時間、色、温度、孤独、そして愛。人間の世界にしか存在しないものたち。人間を規制しながらも、人間を自由にするそのものたち。そのものたちこそが僕らを人間たらしめている。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p155
「ものに名前を付ける意味」と同様、キャベツとの会話の中で"僕"が実感したことから出た名言です。
作中で"僕"は"愛"を「誰かが好きだったり、大切だったり、とにかく一緒にいたいと思う気持ち」と表現しています。
「大切なあなたと一緒にいたい」という"愛"と「大切なあなたと一緒にいることができない」という"孤独"こそ、人間を不自由にし、そしてどこまでも自由にする「人間の人間らしさ」なのかもしれませんね。
名言⑮:人間が猫を飼っているわけじゃなくて...
人間が猫を飼っているわけじゃなくて、猫が人間のそばにいてくれてるだけなんだ
川村元気『世界から猫が消えたなら』p165
猫と人間との関係をさかのぼると、その歴史は1万年にも及ぶそうです。
そんな途方もなく長い時間、猫はいつでも人間のそばにいてくれました。
猫に限らず、「自分がそばにいてあげている」のではなく、「自分のそばにいてくれている」と考えると、何だか幸せな気持ちになれますね。
名言⑯:幸せか、不幸せか。自分ではよく分からない...
幸せか、不幸せか。自分ではよく分からない。
ただひとつだけ分かることがある。
そう思うだけで、人はいくらでも幸せにも、不幸せにもなれるということだ。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p194
自分の目の前で起きた物事をどうとらえるか。
自分の目で世界をどう見るか、それ次第で、不幸にも幸福にもなることができる。
「これがいい」と納得できたらそこに幸せはある。
わたしはそう思います。
幸せを掴むのも手放すのも、いつも自分次第です。
名言⑰:世界から僕が消えたなら...
世界から僕が消えたなら。
想像してみる。それはどれほど不幸なことだろうか。
人である以上、誰もがやがては死ぬ。致死率は100%だ。そう考えると、その死が幸せか不幸せかということは、どう生きたいかということと関連する。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p194
「死と生は等価である」と考える"僕"が、自分の死を覚悟したときの名言です。
終身雇用が崩壊しつつある今の日本で生きるわたしたちは、「正解のない社会」で生きています。
一昔前なら、社会が正解を用意してくれていました。
決まったレールを歩む息苦しさを感じる代わりに、レールの上を歩けばある程度は幸せになれる安心感を得ていたのが、イケイケのころの日本社会を生きる人々でした。
でも今はちがいます。
どちらがいい悪いではなく、世の中が無常であるという真実がそこにあるだけです。
わたしたちは、「どう生きるか」を決める自由を手に入れた代わりに、「どう生きたいのか分からない」という不安を抱えて生きています。
「自分の中の正解」を見つけることでしか、本当の意味で幸せになることはできないのではないでしょうか。
名言⑱:僕が生きてきた証
人は自分の死を自覚したときから、生きる希望と死への折り合いをゆるやかにつけていくだけなんだ。たくさんの些細な後悔や、叶えられなかった夢を思い出しながら。
でも世界から何かを消す権利を得た僕は、その後悔こそが美しいと思える。それこそが僕が生きてきた証だからだ。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p200
死を悟った"僕"から湧き出るこの名言は、絶望でもあり希望でもあります。
自分の死を自覚した者が感じるのは、「今を精一杯生きる」ことではなく、「生きる希望と死への折り合いをつける」ということ。
これだけ聞くと絶望しかなさそうに思えますが、"僕"はその後悔こそ、自分そのものなんだと言います。
失ったものや得られなかったもの
蛍の光のように儚いそれらすべてが、わたしたちの今を支える希望なのだと思える、素敵な名言です。
名言⑲:ここにいてよかったと今は思える
自分らしく生きるはずが、生きられなかった人生。
自分らしさすら、見つけることができなかった人生。
無数の失敗や後悔、叶えられなかった夢、会いたかった人、食べたかったものや行きたかった場所。
どにかくそんなものをたくさん抱えながら僕は死んでいく。でもそれでいいんだ。
僕は今の自分でよかった。ここではないどこかではなく、ここにいてよかったと今は思える。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p200
「今の自分に納得している」この状態を、人は幸せと呼びます。
赤塚不二夫さんによって描かれた名作ギャグマンガ『天才バカボン』に登場するバカボンパパは、よく口癖で「これでいいのだ」と言います。
幸せとはまさに、「これでいいのだ」と今の自分に納得できることなのかもしれませんね。
名言⑳:僕が生まれた"印"...
自分が存在した世界と、存在しなかった世界。
そこにあるであろう、微細な差異。
その小さな"差"こそが僕が生まれてきた"印"なのだ。
川村元気『世界から猫が消えたなら』p205
人ひとりいてもいなくても大して世界は変わりません。
多少のちがいはあれど、それは凡人でも偉人でも天才でも同じことです。
それでも、自分がいることで生じる、小さな小さな"差"こそが、生まれてきた意味になるのだと、"僕"は考えました。
そしてその「小さな"差"」というのは、たいそれた功績でも社会的地位でもなくて、人の心に宿る思い出にある。
わたしはそう思っているので、大切な人との時間を大切にして生きたいと思いました。
名言に触れる意味:小説『世界から猫が消えたなら』
人には名言が必要なときがあります。
名言を聞いて心が動いたとき、その言葉が生きるヒントになります。
わたしはたくさんの本から生きるヒントをもらってきました。
これを読んでくれているあなたにも、何かしらのヒントが見つかることを願っています。
名言記事
まとめ:【小説】心に残る名言集『世界から猫が消えたなら』~僕が生まれた意味~
川村元気作『世界から猫が消えたなら』名言集をお届けしました。
この記事のまとめです。
まとめ
- 『世界から猫が消えたなら』は喪失から生きる意味を問う物語
- 『世界から猫が消えたなら』は心に沁みる名言ばかり
- 『世界から猫が消えたなら』の名言と向き合うことで、自分の人生を振り返ることができる
『世界から猫が消えたなら』の内容はこちらの記事「川村元気『世界から猫が消えたなら』あらすじ&解説」で詳しく解説しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう♪
おみそのつぶやき:本記事で紹介した関連記事まとめ!
本記事とあわせて読みたい記事をまとめました♪
チェックしてね♪