- 『お金の超基本』の内容や感想が知りたい。
- お金の勉強をしたいけど、どんな本を読めばいいんだろう?
そんな悩みを解決します!
どうも、おみそ @kumoinasu_omiso)です。年100冊読書を楽しみ、200万円貯金する、当ブログ「くもゐなす茶房」の看板猫です♪
『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』は、あなたのライフステージにあわせたお金の悩みや不安を解決してくれる本です。
先に感想を言うと、一家に一冊は置いておきたい「お金についての辞書」的な本でした!
それでは、本の世界へ潜りましょう♪
『お金の超基本』の概要
本書は、お金に関心はあるけど苦手意識がある方に向けて書かれた本です。
「お金とは何か」という基本的なことから確定申告の仕方までお金について幅広く、丁寧に説明されています。
これまでお金の勉強をしてこなかった人にとっても、
ある程度お金の勉強をしている人にとっても役立つ
まさに、「お金についての辞書」ですね。
巻末に索引があるので、お金の知識で確認したいことがあるときにも便利です♪
辞書というと文字ばかりのイメージですが、
この本は、
- 内容ごとに色分けされていて、
- ページの半分は表やイラストで構成されているので
とても分かりやすいです。
本書は以下のような内容になっています。
- お金とは?
- 稼ぐ
- 納める
- 貯める
- 使う
- 備える
- 増やす
「はじめに」では、社会人1年生、結婚、転職、老後など
それぞれのライフステージごとに読むべきページが記されているため、
あなたに関係する部分だけ読むのもありだと思います。
個人的に、特に参考になったところは、
「1.お金とは?」「4.貯める」「5.使う」です。
この3つは誰にでも参考になる内容ですので、次で要約します。
『お金の超基本』の要約
本書は、全238ページで構成されていますが、
ここでは、みなさんに役立つところにしぼってお話します。
お金とは?
みなさんは、「お金」という言葉を聞いてどのようなイメージを持たれますか?
本書では、お金のことを、
自分らしい人生を実現する暮らしの道具
と表現しています。
お金のことを正しく理解し、行動することで、あなたらしい人生を歩むことができるのではないでしょうか。
また、もう少し機能的に見ると、
お金は「貯めて、使うもの」とも言えます。
お金を道具として使うとき、最終的なゴールは「お金を使うこと」になります。
ですが、何も考えずにお金を使ってしまうことは、ツケを未来の自分に払わせることと同じです。
税金を納める、老後に備える、お金を増やすなど細かく考えると様々な機能があるお金ですが、
最もシンプルに考えるのであれば、
稼いで、貯めて、使うものだと思います。
では、貯めるとき、使うときにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
次でまとめます。
貯める:はじめの一歩は家計簿
「あなたは毎月何にいくらお金を使っていますか?」と聞かれて、答えられない人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめするのが、
家計簿をつけること
です。
それができないから困ってるんだよ!
ちょっとまってください!
家計簿をつけるといいことがたくさんあるんです!
- 無駄な支出に気付ける
- 今後の支出や貯蓄の計画を立てられる
家計簿をつけたこともあるけど、
めんどくさくなって続かなかった…
そんなときは、家計簿アプリがおすすめです。
わたしは「マネーフォワードME」を愛用しています。
ちなみにおみそは、この本を読んでから、
・普段は家計簿アプリ
・月末にはエクセルの自作家計簿
を活用しています。
ちなみに、家計簿タイプごとのメリット・デメリットはこちら。
ノートタイプ | エクセル | スマホアプリ | |
---|---|---|---|
メリット | ・自分の使いやすいものを選べる ・決まったフォーマットがある | ・自分に合った費目を設定できる ・集計結果を簡単にグラフ化できる | ・銀行などに連携させ、入出金を自動で管理できる ・集計が自動でできる |
デメリット | ・集計を自分でする ・費目をカスタマイズできない | ・関数入力などの手間 ・エクセルの知識が必要 | ・費目の自動振り分けが実際と違うことがある ・セキュリティ対策を万全にする必要がある |
自分に合った家計簿の付け方を探してみましょう。
使う:それは生活に必要な支出か、楽しみのための支出か
続いて、お金を使うことについてです。
本書では、お金の使い方を次の2つに分けています。
- 生活に必要な支出
- 楽しみのための支出
見直すときに気を付けることは、
- 生活に必要な支出→格安SIMにかえる、保険を乗り換えるなど
- 楽しみのための支出→金額と同じか以上の価値があると思えるかどうか
ポイントはそれを削ったときに心が貧しくなるかどうかです。
例えば私は読書が好きなので、書籍代をケチることはしません。
本を買わないと心が貧しくなるからです。
一方で、服にほとんど興味がないので、必要最低限のものしか買いません。
自分の価値観と相談して、何にお金を使うか、使わないか、を考えてみるとあなたらしく生活できるのではないでしょうか。
『お金の超基本』の感想:あなたに関係する部分を読んで、あとは辞書として使いましょう
『お金の超基本』を読んだ感想は次の3つです。
一つずつみていきましょう。
自分事としてお金について学べる
本を読んで学んでも、結局何もしないで終わってる…
ってことはよくあることだと思います。
ですが、本書は、
- 自分のライフステージに合った情報を得ることができ、
- 自分のマネープランやライフプランなどを記入するページがあるので
学んで、即、行動できます。
自分事として読むことができる良書でした。
これがあることで、定期的に自分のお金のことに向き合うことができるのがいいです。
私も、この本を使い、半年に1回ほどマネープランの見直しをしています。
お金についての哲学・価値観はあまり学べない
そういう意味でも辞書的なのです。
お金の本質的なことを学びたい方は、『金持ち父さん、貧乏父さん』をおすすめします。
お金は、「自分らしい人生を実現する暮らしの道具」でしたね。
では、あなたらしい人生って一体何でしょう?
結局のところ、なんのためにお金を利用するのか、
自分の価値観をもっていることが大切ですね。
でないと、お金に働かされちゃいます。
お金の増やし方は別の本で学んだ方がいい
生活に困ったときのお金を貯蓄してから投資を始めようなど基本的なことは書いてくれています。
ですが、投資を始めるにあたって本書だけでは不十分だと思います。
実際、同じシリーズで「投資の超基本」という本も出版されています。
投資を始めるために、学びたいときは他の本を読むことをおすすめします。
投資を始めたい!という人はこちらの記事がおすすめです。
>>【投資初心者におすすめ】図解・最新『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』要約・感想
まとめ:本当に大切なものを守るためにお金について知っておいた方がいい。
今回は、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』の 内容や感想をまとめました。
家族、友人、自分の時間
本当に大切なものはお金では買えません。
でも、本当に大切なものを守るためにはお金が必要です。
大人になったら誰もが悩むお金のこと。
この機会に、お金について学んでみてはいかがでしょうか。
本書を、一家に一冊は持っておくことをおすすめします。
自分のマネープランを見直すことができますし、お金について困ったとき、調べたいことがあるときに便利です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
それでは、またお会いしましょう♪