『博士の愛した数式』のあらすじや感想が知りたいな。面白いのかな?
『博士の愛した数式』の詳しい解説を読みたい!
こんなお悩みを解決します。
この記事で分かること
- 『博士の愛した数式』あらすじと感想
- 【ネタバレあり】内容解説
- 『博士の愛した数式』を無料で楽しむ方法
- 『博士の愛した数式』の次に読みたい小説
どうも、年100冊の読書を楽しんでいる、おみそ(@kuminasu_omiso)です。当ブログ「くもゐなす茶房」の看板猫です♪
くもゐなす茶房のマスター・飼い主です。おみそに本のことを学んでいます!
この記事では、第1回本屋大賞受賞作『博士の愛した数式』のあらすじや感想を解説しています。
純文学としても、ヒューマンドラマとしても傑作の本作。
『博士の愛した数式』を一言で表すと、"愛"です。
今までたくさんの小説を読んできましたが、ここまで"愛"と評するにふさわしい作品は他にありません。そのくらい素敵な作品です。
「他者を思いやる人の言葉は、美しい。」そう思わせてくれます。
ネタバレなし・ありの両方を用意しておりますので、未読でも既読でもお楽しみいただけますよ。
それでは、本の世界をいっしょに旅しましょう
【ネタバレなし】小川洋子『博士の愛した数式』あらすじ
ネタバレなしのあらすじと作者紹介です。
『博士の愛した数式』あらすじ
[ぼくの記憶は80分しかもたない]
博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていたー記憶力を失った博士にとって、私は常に"新しい"家政婦。博士は"初対面"の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。
小川洋子『博士の愛した数式』裏表紙より引用
ミステリーやSFのように大きな展開はありませんが、テンポよく物語が進むのでとても読みやすいですよ。
『博士の愛した数式』作者・小川洋子さん
小川洋子について
- 1962年、岡山県生まれ
- 早稲田大学第一文学部卒業
- 1991年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞
純文学作家として著名な方で、翻訳された作品も多く、海外でも高く評価されています。
ちなみに、同年代で同じく海外で評価の高い純文学作家・吉本ばななさんの代表作『キッチン』はこちらの書評「吉本ばなな『キッチン』あらすじ解説&感想」で詳しく解説しています。
登場人物:『博士の愛した数式』
『博士の愛した数式』の主な登場人物は以下の4人です。
"私"
物語の語り部。若くして母になり、息子を育てるシングルマザーである。キャリア10年を超える家事のプロとして家政婦組合に所属している。1992年3月から博士の元に派遣される。
博士
母屋のはなれで静かに暮らし、数学と阪神タイガースのエース・江夏をこよなく愛する60代の老人。
過去の事故が原因で脳に障害が残り、記憶が80分しもたない。事故以前は大学で働いていたが、現在は定職には就けず、義理の姉(未亡人)に経済援助を受けて生活している。
博士は数字を愛し、「秩序がある静かな状態」を好みます。
ルート
"私"の一人息子。10歳の野球が好きな少年。ルート(√)はあだ名で、頭が平らなことから博士に付けてもらったものである。
未亡人(老婦人)
博士の義理の姉であり、夫(博士の兄)を亡くしている未亡人。夫の残した織物工場をたたみ、マンションを建てて家賃収入で暮らしている。子供は、いない。
【ネタバレなし】感想『博士の愛した数式』
ネタバレなしの感想を紹介しています。
先に一言で感想を言うと、数字と野球を介してつながる3人の愛に心温まる小説でした。
「#名刺代わりの小説10選」に選出されていることが多い作品。Twitterの読書垢さんからの評価が高い小説ですよ
思いやりこそ愛【ネタバレなし感想】
愛であふれた小説。その一言に尽きます。
愛というと恋愛を想像することが多いと思います。ですが、『博士の愛した数式』はそうではありません。
この物語では、様々な愛のかたちが描かれています。特に印象的なのが博士の愛です。
博士は見る人が見れば典型的な変人です。ですがそれは博士を表すことのごく一部でしかありません。
子供に注ぐ愛情と数字への畏敬の念。
博士の"美しさ"を愛する誠実な姿に一度気づいてしまったら最後、博士の静かで誠実な愛を読者は愛せずにはいられなくなります。もちろんわたしもその一人です。
そして、博士を取り囲む"私"とルートは「80分間の博士」を思いやり続けます。
二人は博士を思い、「その話は聞いた」とも「江夏は引退した」とも言わないと約束をしています。
吉本ばななさんの『キッチン』を読んだときにも感じたことですが、愛を感じる小説は、主人公に他者を理解しようとする心があります。
博士の美しさに誠実である姿勢と"私"とルートの相手の関心事を理解しようと努め、思いやりをもって接する心こそ、人間が抱く最も美しい愛のかたちではないでしょうか。
博士と私とルート
一見いびつにも見える3人の関係性が、なぜここまで"愛"を強く感じさせるのか。
それは、博士の数字への純愛とその愛を尊重し、寄り添い続ける私とルートの他者を思いやる心があるからでしょう。
僕の記憶は80分しかもたない【ネタバレなし感想】
「あまりにも悲しく暖かい、奇跡の愛の物語」
これはあらすじに書かれている本作のキャッチコピーとも言える一文です。
『博士の愛した数式』を「あまりにも悲しく、暖かい」物語にしているのが、博士の記憶は「80分しかもたない」という要素です。
交通事故で脳に障害を負ったことを境に、博士の時は止まっています。
記憶が蓄積されないことは、何を意味しているのでしょうか。
博士は記憶がリセットされるたびに、自分が病気であることを宣告され、自身の老いを認識し、今一人ではなれで暮らしている理由を推察します。
事故以後に会った人のことを記憶することはできません。
確かに時間は積み重ねているのに、「記憶が80分しかもたない」という事実は博士にとって悲しいだけではありません。
周りの人もまた、悲しみを背負うことになります。
"私"とルートは確かに想い出を積み重ねているのに、それを博士と共有することはできません。
それでも、3人に愛が宿ることは、まさに奇跡です。
物語の中で、博士の口から覚えていられない悲しみが語られることはありません。そのためか、博士が一人孤独を抱えている哀愁を強く感じます。
悲しさを強調してしまいましたが、「記憶が80分しかもたない」という事実は悪いことだけではありません。
彼にとっての悲しみがそうであるように、喜びもまた新鮮なものになる。
"私"とルートと博士が3人で過ごした幸福な日々がその証明です。
数学と阪神タイガース【ネタバレなし感想】
物語の重要なカギになっているのが数学と阪神タイガースのエース・江夏です。
わたしは、数学好きでもなければ、野球好きでもありません。
ですが『博士の愛した数式』を読み終わったときには、数学の美しさに魅了され、江夏について調べていました。
国語好きのサッカー好きのわたしがです。
博士の数字に対する愛情をこれほどまでに見事に描き切っている小川洋子さんの表現力は圧巻です。
「もっと早く読んでおくべきだった...」と後悔せずにはいられませんでした。
【ネタバレ】『博士の愛した数式』の内容を詳しく解説!
『博士の愛した数式』の詳しいあらすじを5つの場面に分けて紹介しています。
ネタバレを含む内容になっています。
このボタンを押すと、ネタバレ部分を飛ばすことができますよ。
数学を愛する博士と私の出会い
若くしてシングルマザーとなり、女手一つで息子を育てている"私"は家政婦をして働いていました。30代にしてすでに10年以上のキャリアである彼女は、家政婦組合から"いわくつき"の家へ派遣されます。
面接のために家を訪ねると、そこにいたのは老婦人(未亡人)でした。依頼主である彼女は、はなれに住む元数学教授の義弟(亡くした夫の弟)を世話してほしいと言います。
"私"から「博士」と呼ばれることになるその老人は1975年の事故以来、「記憶が80分しかもたない」というハンディキャップを背負っていました。
博士の暮らすはなれ
はなれに出向くと、開口一番、博士は私に靴のサイズを聞きます。
数学のこと以外に興味を示さない博士に対し、"私"は戸惑いを隠せないでいました。さらに、生活力のない博士は、食事を子供のように散らかしてたり、考え事の最中に話しかけられると不機嫌になったりと"私"を困らせます。
ですが、時をともにするうちに、"私"は博士の数学への深い愛情に魅せられ、少しずつ彼を理解していきます。
ルートと三人での生活
博士との生活にも慣れてきたころのことです。会話の中で、”私"に息子がいることを知った博士は、息子を家に来させるように言います。
「子供を独りぼっちにしておくなんて、いかなる場合にも許されん。」と、いつになく強情な博士に押させるかたちで、息子をはなれに通わせることになりました。
息子が初めてやってきた日、玄関に入るなり息子を抱擁し、博士は、彼の帽子を取ってやりました。
そして博士は、平らな頭をした息子を「√(ルート)」と名付けました。
「君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号、ルートだ」
小川洋子『博士の愛した数式(新潮文庫)』p45より引用
それからというもの、博士と"私"とルートの三人は、「数学」と「阪神タイガース」を通じてたくさんの会話をしました。
何にも代えがたい、幸せな毎日でした。
家政婦としての役割
ある日のことです。野球の話をする中で、博士が一度も野球観戦をしたことがないという事実を知ったルートと"私"は、彼を野球の試合に誘うことにしました。
シングルマザーの"私"にとっては痛い出費でしたが、博士とルートのためならと奮発し、チケットを買いました。もちろん、阪神タイガースの試合です。
博士は江夏の大ファンでした。彼の中では江夏はずっと阪神のエースです。試合当日、「江夏には会えるかね」と聞く博士に、私はやさしい嘘をつきます。「江夏はおととい先発したからベンチ入りしていない」と。博士を傷付けないために、「江夏が引退したことは言わない」と、息子と"私"は約束してたのでした。
江夏のいない阪神の試合でしたが、プロ野球初観戦ということもあり、3人は試合を存分に楽しみました。
しかし、人混みの苦手な博士には負担が大きかったのか、試合の後、高熱を出してしまいます。
体調不良を見かねた"私"は、泊りがけで博士の看病をしました。
親切心での行為でしたが、博士の家に泊まったことがきっかけで"私"は博士の担当を外されてしまいます。すべては未亡人の意向によるものでした。
オイラーの公式
博士のことを忘れられずにいた"私"でしたが、どうすることもできず新しい派遣先で働いていました。
ですがあるとき、職場に一本の電話が入ります。
ルートが博士のもとに遊びにいってしまったことに対して、未亡人が腹を立てていたのです。
急いで向かった「はなれ」には博士とルート、新しい家政婦、そして未亡人がいました。
事情を説明し、謝る"私"に対して、未亡人は「何か意図があるのではないか」「お金が目的なのか」と責め立てます。
子供の目の前で口論をする二人に対し、数式が書かれたメモを食卓に置いたのは、博士でした。
その数式を見た未亡人は博士の意図を汲み取り、冷静さを取り戻しました。
たった一つのメモをきっかけに、未亡人は"私"を再雇用することを決めたのです。
その後、"私"とルートと未亡人は、わずかしか記憶がもたない博士と数えきれないほどの記憶を積み重ねます。
誕生日会や病院でのルートの成長は、記憶できない博士のかけがえのない想い出として、心に刻まれたことでしょう。
【徹底考察】「数式」「未亡人」「ルートを愛する理由」を解説
作中では語られなかったストーリーを考察しています。
ネタバレを含みますので、小説を読んだ後に見ることを強くお勧めします。
あくまでわたしの考えですが、読後にお楽しみいただけるかと思います♪
【タイトル】博士の愛した数式の「数式」とは?
eπi+1=0
小川洋子『博士の愛した数式』p187
博士の元へ遊びに行ったルートに腹を立てた未亡人(老婦人)は、「なぜ家政婦の子供が義弟(博士)の元にやってくるのか?」"私"をとがめます。
"私"と未亡人が口論をする最中、博士が食卓に置いたメモに書かれていた数式がこれでした。
この数式は、「オイラーの公式」と言います。
「オイラーの公式」(eπi+1=0)が、『博士の愛した数式』であると考えられます。
では、「オイラーの公式」にはどのような意味があるのでしょうか。
博士にとって「オイラーの公式」は数学のもつ美しき秩序の象徴でした。
そのように言える理由はいくつかあります。
まず、「オイラーの公式」は数学界で「最も美しい数式」の一つとして有名なようです。
何がどう美しいの?
しっかり解説します♪
オイラーの公式
eπi+1=0
この数式を言葉で説明すると次のようになります。
循環しない無理数である「π」(円周率)と存在しない数「i」(虚数)を掛け合わせた数で、同じく循環しない無理数の「e」(自然対数の底)を累乗し、1を足すと0になる。
どういうこと?
数学的な意味を理解する必要はまったくありません。
重要なのは、複雑な数字に1を足すと0になるという事実です。
無秩序で複雑な数たちに1を足すというシンプルなことをすると、0になり、秩序が生まれます。
博士のセリフから、数学の秩序や0を美しく感じていたことが分かります。
「実生活の役に立たないからこそ、数学の秩序は美しいのだ。」
小川洋子『博士の愛した数式』p178より引用
1-1=0
美しいと思わないかい?
小川洋子『博士の愛した数式』p221
子供であるルートの目の前で"私"と未亡人が口喧嘩をしている無秩序な状況を憂いた博士。
彼は、美しい数式を示すことで、秩序を取り戻そうとしたのかもしれません。
実際、未亡人はこの数式の意味を理解し、その場には秩序が訪れました。
『博士の愛した数式』名言・数式集
作中で登場したほかの数式についてはこちらの記事「『博士の愛した数式』名言&数式集」で詳しく解説しています。
未亡人と博士の関係性
未亡人と博士の関係性は、物語の中で語られなかったストーリーになります。
ですが、未亡人と博士が特別な関係であったことは小説からも推察できます。
具体的にはこの2つの場面です。
二人の過去の関係性
- 未亡人と博士の仲睦まじい姿が映った白黒写真
- 未亡人の「私」への嫉妬心
このことから、未亡人の夫(博士の兄)が亡くなった後(前?)から二人が交通事故に遭うまでの期間、博士と未亡人は恋人(不倫)関係にあったことが推測できます。
映画で描かれた二人の関係
実は、博士と未亡人の関係性について、映画ではより詳細に描かれています。
その一つが、事故以前に博士が未亡人へ送った手紙です。
子供たちの元気に遊ぶ姿を見るにつけ古い歌を思い出します。
「人の子の遊ぶをみればにはたづみ 流るる涙 とどめかねつも」
僕の心は「eπi=−1」です。
この数式が永遠に−1であるように宿した命の一滴を取り戻すことはできないでしょう。
道を踏み外した二人にもう手を取るはありません。
不幸をともに悲しむ、そうありたいと願っています。
愛するNへ
映画『博士の愛した数式』より
「人の子の遊ぶをみればにはたづみ 流るる涙 とどめかねつも」
この短歌を現代語訳すると次のようになります。
よその家の子どもが元気に遊んでいるのを見て,亡くなった自分の子どもの事が思い出され、流れる涙が抑えられない
義弟と義理の姉という関係性の二人が子宝に恵まれることはありませんでした。
これは、博士が子供であるルートを愛する理由でもあります。
博士がルートを愛する理由
子供であるルートを溺愛する理由は、博士の過去にあると推測できます。
博士が脳の障害を背負った1975年の交通事故以前に何かがあったのだと思われます。
これは推測ですが、愛する未亡人との間に子供を持てなかったことへの後悔があるのかもしれません。
どういった理由であれ、博士のルートに対する深い愛情は本物であることに変わりはありませんね。
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ちなみに、映画の見どころは「ルートと博士が1について語らうシーン」と「病院の待合室での博士と私の会話」です。
寺尾聰さんの演技も相まって、趣深いシーンになっています。
ここだけの話ですが、映画の終盤では博士と未亡人の過去について衝撃の事実が明かされます...
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まとめ:『博士の愛した数式』あらすじ・ネタバレ解説&感想
小川洋子作『博士の愛した数式』のあらすじや感想を解説しました。
この記事のまとめです。
まとめ
- 『博士の愛した数式』は悲しく暖かい、愛の物語
- 「博士の数字への純愛」「"私"とルートの他者を思いやる心」に心温まる小説
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『博士の愛した数式』を読み、"他人に対して純粋な思いやりを持つことの美しさ"が深く心に刻まれました。
博士、"私"、ルート...
かたちは違えどそれぞれがもつ美しさは、今もわたしの胸の中にあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう♪
おみそのつぶやき:『博士の愛した数式』の次に読みたい小説
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