「なんでこんなに生きづらいのだろう...」
「大人になってさらに、人生がハードモードになっている気がする...」
「自分はこのまま一生この息苦しさを感じて生きていくのだろうか。」
そんな悩みをもつ方と一緒に「生きづらさ」と向き合う記事です。
この記事で分かること
- 「人生ハードモード」とはどういうことか
- 「人生ハードモード」な人のための本『メンタルクエスト』解説
- 「ハードモード」でも人生を楽しむ3つの方法
- 「生きづらさ」を感じる人のための本【記事の最後】
どうも、年100冊の読書を楽しんでいる、おみそ(@kuminasu_omiso)です。当ブログ「くもゐなす茶房」の看板猫です♪
くもゐなす茶房のマスター・飼い主です。おみそに本のことを学んでいます!
周りの目を気にし過ぎて楽しくない
自分のつさらを分かってくれる人は誰もいない
これは、10代のわたしが毎日のように感じていたことです。
20代になり、「そもそも人生はハードモード」と実感してから、少しずつ「ハードモードな人生ゲームの攻略を楽しもう」と思えるようになりました。
本記事では、「人生ハードモードで生きづらい」と感じている人のために、「なぜ人生は"ハードモード"なのか」「ハードモードな人生をどう攻略していけばいいのか」について、『メンタルクエスト』という本とわたしの人生経験や読書経験をもとに解説しています。
「解説」といっても、一緒に考えていければいいな、と思っています。
記事の最後には「人生ハードモード」な人におすすめの本も紹介しています。
ぜひ最後までお楽しみください。
人生もゲームみたいにチュートリアルがあればいいのにな
気軽な気持ちで読んでいただけたらうれしいです
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『メンタル・クエスト』著者の鈴木裕介さんの新刊『我慢するほど人生は長くない』も聴けちゃいます♪
ハードモードでもリセットできないのが人生。
これは人によりけりだと思いますが、わたしは生まれてこのかた、「人生がイージー」だと思ったことは一度もありません。
いつも「人生ハードモードだな」と感じていました。(今もそう感じています。)
ここでは、「人生ハードモード」の意味を共有し、そもそも人生はハードモードである理由を解説しています。
「人生、イージーだぜ」って思っている人ってどのくらいいるんだろう...??
「人生ハードモード」とは?
「人生ハードモード」とはゲームの難易度を人生にたとえたネット用語です。
RPGなどのゲームの冒頭ではプレイヤーのレベルに合わせて「イージー」「ノーマル」「ハード」などのモード選択ができるようになっています。
それを現実の人生になぞらえて、生きていくのが厳しい状況のことを「人生ハードモード」と言います。
一般的に「自分の努力ではどうにもならない状態」を指しているようです。
と、ここまでが一般的な解説です。が、「人生ハードモード」を調べる中で、ハードモードにも3つのパターンがあることが分かりました。
3つのハードモードとは?
- 環境による「ハードモード」
- ハンディによる「ハードモード」
- 生きづらさによる「ハードモード」
ちなみに、本記事のメインであつかう「ハードモード」は3つ目の「"生きづらさ"によるハードモード」です。
環境による「ハードモード」
家庭環境、毒親、貧困など生きている環境によって「人生ハードモード」になっている状態が、「環境によるハードモード」です。幼少期から我慢することが多い傾向にあり、自分の感情を表現することが得意でなかったり周りの目を気にし過ぎてしまったりすることがあります。
ハンディによる「ハードモード」
生まれ持ったものが原因でハードモードになる状態が「ハンディによるハードモード」です。容姿や頭のよさ、発達障害などのハンディが考えられます。他人と比べて厳しい状況に置かれているため、劣等感を感じてしまうことが多いです。
生きづらさによる「ハードモード」
最後に紹介するのが「生きづらさによるハードモード」です。人間関係や経済的な不安はないけれど、いつも虚無感を抱いていたり、自分の人生を生きれていないような感覚になったりしていることを言います。内面的な課題を抱えている状態です。
このような"生きづらさ"による「ハードモード」を攻略する考え方や方法が書かれているのが、『メンタルクエスト』です。
そもそも人生はハードモードである理由
そもそも人生は「ハードモード」だと思うのはわたしだけでしょうか。
ドラクエなどのRPGをしたことがある方ならお分かりかと思いますが、ゲームって最初に容姿や難易度などを決められるし、攻略本(今はネットで調べられますが...)もありますよね。
それに対して人生は、生まれる場所も環境も能力も、名前すら自分で決めることはできません。
物ごころがつくころには学校に行き始め、よく分からないまま社会に出たらとりあえず「頑張れ!」と言われ続ける...
「国力を上げていこう!」「企業を大きくしていこう!」という大きな物語が消え、個人がフォーカスされる時代。
より豊かにより自由になったとも言えますが、「すがるもの」が用意されていない時代とも言えます。
みんな「信じるもの」がないと何が困るのかな?
宗教や国、資本主義といった信念が絶対ではない時代では、自分で生きる意味を見出さなければ、迷子になってしまいます。
「人生の攻略本はどこにあるんだ!」と叫びたくなります。
なんだかどんよりした気持ちになってきましたね...でも、そもそも「人生はハードモードである」ことが分かっていれば、少しはマシだと、わたしは思います。
多くの人は人生がハードモードに設定されていることに気付いていません。分かっていないからこそ、「ハードモード」の設定に苦しんでしまう。
ですが、はなから「ハードモードな人生をどうやって攻略しようか」と考え方を変えてみたら、少しワクワクしてきませんか。
ゲーム感覚で楽しめたら最高ですよね
わたしはこの考えを持てるようになってから、「勝手にハードモードに設定されたリセットできない激ムズな人生」を楽しむことができるようになってきました。
とは言ってもハードモードであることに変わりはありあません。
そんな「ハードモードな人生をどう生きていけばいいんだ!」と感じていたときに出会ったのが『メンタルクエスト』でした。
ハードモードな人生にどう向き合うかを、ゲームのクエストにたとえてポップに分かりやすくかつ具体的に書かれていました。
本との出会いはタイミングが大切で、「人生ハードモードだな」と今、感じている人にピッタリの一冊をこれから解説します。
ここまでのまとめ
そもそも人生はハードモード。イージーモードな人生なんてない。だから、ハードモードな人生をどう攻略していくかを考えていくしかない。
ハードモードを楽しむ♪
『メンタルクエスト』(鈴木裕介著)の全体像:要約
『メンタルクエスト』解説
- 『メンタルクエスト』要約
- 『メンタルクエスト』4つのステージを解説
- 『メンタルクエスト』を読んで「ハードモードな人生」とどう向き合うか(感想)
一つずつ解説します♪
こんな人のための本です
- 周りの人の顔をうかがってしまい自分が出せない
- 他人に本心を打ち明けるのが怖い
- 自分のつらさを分かってくれる人がいない
自分のことが書かれているようです...
『メンタル・クエスト』要約
『メンタルクエスト』は医師である鈴木裕介さんが"生きづらさ"を抱える人々と向き合いながら考えた「ハードモードな人生から抜け出す方法」をまとめた本。
メンタルヘルスをライフワークとして、ゲーマーである著者が、RPGの「クエスト」になぞらえて解説することで、ヘビーな内容でも「ポップ」に書かれています。
「1.世界」「2.自分」「3.敵」「4.攻略法」を理解する方法を解説する4章構成。
ハードモードを攻略するための地道なプロセスを専門的な内容を踏まえながらていねいに書かれた「人生のコンパス」のような一冊です。
「人生ハードモード=生きづらさ」を感じている人のための本です
生きづらさ攻略のための4ステージ
- Starge1:ハードモードを抜け出す最重要アイテムは「三つの信頼」
- Starge2:自分というキャラクターの「タイプ」を知る
- Starge3:頭に巣食う「見えない敵」に気づく
- Starge4:「自分のクエスト」を生きるための攻略ヒント
具体的なプロセスが書かれているのがうれしいですね
4つのステージのポイントをさらっと解説!:『メンタルクエスト』
生きづらさ攻略のための4ステージ
- 【"世界"を知る】Starge1:ハードモードを抜け出す最重要アイテムは「三つの信頼」
- 【"自分"を知る】Starge2:自分というキャラクターの「タイプ」を知る
- 【"敵"を知る】Starge3:頭に巣食う「見えない敵」に気づく
- 【"攻略法"を知る】Starge4:「自分のクエスト」を生きるための攻略ヒント
Starge1:ハードモードを抜け出す最重要アイテムは「三つの信頼」
Starge1では「世界を知る」ことがテーマ。
「なぜ人生がハードモードになるのか」「人生なんとかなると思えるための三つの信頼」について書かれています。
なぜ人生はハードモードなのか?
- 自分の期待や予測が裏切られることで、世界を信じられなくなる
- 「安心を与えてくれる存在」がいない
著者は「自分の予期(予測や期待)が信じられない状態="生きづらい"状態」としています。たとえば「この人と一緒にいられる・いたい」といった予測や期待が裏切られ、その人が自分のもとからいなくなってしまうとしましょう。その期待と現実に差があるほど、悲しみが大きくなり、自分の予期自体を信じられなくなります。すると、ハードモードな人生を生き抜く自信がなくなり、自分を、世界を信じられなくなってしまうのです。
自分の感覚を信じられなくなると、自分より他人を優先するようになります。
他人のニーズに応えようとするあまり、気付いたときには「他人の人生(クエスト)」を生きてしまっている。
これが人生がハードモードになっている理由です。
ではそんな「人生ハードモード」から「なんとかなる」と思えるようになるためにはどうすればよいのでしょうか。
著者は、精神科医の水島先生の言葉を借りて、「基本的信頼」が必要だと言います。
三つの「基本的信頼」
- 自分は大丈夫(自分への信頼)
- 他人は信頼できる(他人への信頼)
- 世界は安全で、怖くない(世界への信頼)
周囲の期待に応えられなくても「大丈夫だ」と思える感覚になれることが信頼であり、この信頼を獲得することが、「生きづらさ」から抜け出すためのゴール(目標)になります。
そして、この三つの信頼を獲得するためには「自分を否定しない安心感のある深い信頼関係」を結ぶ必要があります。
Starge2以降ではその方法を解説してます。
Starge2:自分というキャラクターの「タイプ」を知る
ハードモードな人生からの回復には4つの段階があります。
- まず自分のことを深く知る
- 自分がなぜ困難な状況に置かれているのかを構造的に理解する
- 自分を不幸に導く特定のパターンや思考のトラップ(見えない敵)の存在に気づく
- パターンやトラップにはまらない、別のやり方を試してみる
Starge2では「自分のことを深く知る」ことについて書かれています。
実は、「自己認識」と幸福度は強い関係があります。
例えば、歌がうまいのに下手だと思っている人がいたとします。この人は周りからは「歌ってほしい」と言われるでしょうが、自分は下手だと思っているので、心苦しくなり、才能を生かすことができません。反対に歌が下手なのにうまいと思い込んでいる人は...ジャイアンのようになります。笑
そんな「自分をよく分かっていない」状態から抜け出すために、著者は「枠組み」を知ることを提唱しています。
生きづらさを感じている人が当てはまりやすい3つのタイプ
- うつになりやすい「真面目な英雄」タイプ
- 敏感すぎて生きづらい「魔法使い」タイプ
- 「心の間合い」における「近接型・遠隔型」タイプ
メランコリー親和型性格、HSP、愛着スタイルなど、本書では、それぞれのタイプについて詳しく分かりやすく書かれています。
Starge3:頭に巣食う「見えない敵」に気づく
「見えない敵」とは、「思考のクセ」のことです。
生きづらさを感じている人は、「見えない敵」に攻撃されていることに気付いていないことがあります。
Starge3では、自分の頭の中にいる「見えない敵」に気づけるように、7つの「思考のクセ」が紹介されています。
7つの見えない敵
- べき思考
- 反芻(はんすう)思考
- 自責思考と他責思考
- 二分法的認知
- 理想化
- 見捨てられ不安
- 自己れんびん
今回はこの中で特に共感した、「自責思考と他責思考」について解説します。
見えない敵③自責思考と他責思考
自責思考とは、その名の通り、起こったことに対して「自分に責任がある」を考えることです。
反対に他責思考では「他人のせいだ」と考えます。
「自分のせい」「あなたのせい」と考えるのは決して悪いことではありません。
問題なのは、自分の責任でないことも「自分のせい」だと思ってしまうことです。
でもどうしてぜんぶ「自分のせい」って考えちぇうの?
「自分」と「他人」との境界線をうまく引けないからです
大切なのは、自分と他者の問題を分けること。
つまり、「どこまでが自分の責任か?」のラインを引けるようになることです。
- 自分の責任でも「あなたのせい」にする=自分の課題を先送りにしている状態
- 他人の責任も「自分のせい」にする=自分の課題が分かっていない状態
もしかしたら、こんな状態かも...
と気付くことができた人は、ネガティブなことが起きた時、"どこまでが自分の責任か"と自分に聞いてみるのがおすすめです。
すぐにうまくラインが引けるようにはならないので、練習ですね
わたしはこの考えを知ってから実践できるまでは何年もかかりました。
ポイント
「どこまでが自分の責任か」いちど立ち止まって考えてみる
Starge4:「自分のクエスト」を生きるための攻略ヒント
「人生クエスト」を攻略するために必要な3つのヒントがこちらです。
攻略のための3つのヒント
- どんな仲間が必要か?
- 冒険を助けてくれる「キーアイテム」たち
- コンテンツ処方と「悟りの書」
本書では、「キーアイテム」や「コンテンツ処方」についても詳しく書かれていますが、ここでは、「どんな仲間が必要か?」の一部を紹介します。
とても共感したところです!
どんな仲間が必要か?【人生には白魔導士が必要】
「白魔導士」とは、「どんな時でもあなたの味方でいてくれる、安心を提供してくれる人」のことです。
この「白魔導士」は、自分の"心の安全基地"になります。
苦しみやつらさ、不安を感じたとしても「あの人がいるから大丈夫」と思える存在が"心の安全基地"になってくれる人。
白魔導士を仲間にすることで、「ここでうまくいかなかったとしても戻る場所がある」という安心感が生まれ、チャレンジできるようになっていきます。
それは分かったけど、周りにそんな人がいないときはどうすればいいの...?
自分で探してみる!
白魔導士見つけるコツは、理解を示してくれそうな人に「自己開示」することです。
わたしの場合、自己開示をしたことで10年来の友人が実は白魔導士だったと分かったりました。
うそみたいですが「10年たってようやく気付く」なんてこともあります。
もし、自己開示をするのが難しいという人は、カウンセリングや占い、スナックなどで練習するのもおすすめですよ。
ポイント
白魔導士を仲間にするには、「自己開示」をする。
『メンタルクエスト』を読んで「ハードモードな人生」とどう立ち向かうか:感想
メンタルに焦点をあてた自己啓発系の本をたくさん読んできました。
部分的に「これがおすすめ!」という本はたくさんありました。
ですが、「生きづらい」人に「この1冊を読んで!」と言える本には出会えていませんでした。
今、出会いました。
『メンタル・クエスト ―心のHPが0になりそうな自分をラクにする本』です。
わたし自身、長らく「生きづらさ」を感じて生きてきました。
ここ2、3年は読書と行動をくりかえしてきたおかげでずいぶんと生きやすくなり、幸せを感じることができるようになりました。
もし、3年前の自分に一冊本を贈ることができるなら、本書を選びます。
『メンタル・クエスト』にはわたしがたくさんの本を読んだり、自分の人生を通して学んだ「生きやすくなるためのコツ」が詰まっていました。
その中でも特に共感した一文があります。
何かの作品の中に自分を見つけたときに、自分の苦しみに輪郭をつけることができ、それだけで苦しみが軽減します。
『メンタル・クエスト ―心のHPが0になりそうな自分をラクにする本』p251より引用
すぐに生きやすくなる魔法のコンテンツなんて存在しません。
ただわたしは、「自分が生きやすくなる"きっかけ"になった本」ならあります。
読んだとき、「作品の中に自分を見つけ、苦しみに輪郭をつけること」ができたのだと思います。
その本は『ナナメの夕暮れ』というエッセイでした。
自分の中のモヤモヤや"生きづらさ"に名前を付けてもらったような感覚がありました。
きっと、「自分が生きやすくなる"きっかけ"になったコンテンツ」は人それぞれ違うでしょう。
わたしの場合は『ナナメの夕暮れ』でしたが、これを読んでくださっている方に必ず響くわけではないですよね。
自分を理解し自分の苦しみに輪郭をつけるためにおすすめなのが、エッセイを読むことです。
そんな思いがあり、おすすめのエッセイをまとめた記事「読書家のおすすめエッセイ17選」を書いています。
エッセイの中に、生きやすくなるヒントが見つかるかもしれません。
『メンタルクエスト』のレビューをチェック
「人生ハードモード」でも楽しむことができる具体的な方法
人見知りで、ずっと生きづらさを感じながら生きてきたわたしが、『メンタル・クエスト』と自分の経験をもとに、「人生ハードモード」でも人生を楽しめる具体的な方法を解説します。
人生ハードモード攻略法
- 自分を理解する
- 弱いままで行動する
- コンテンツ(=自分の世界)に没頭する
わたしは実際、この方法でずいぶんと生きやすくなりました。
ただ簡単なことではなく、わたし自身が数年単位で取り組んできたことです。
簡単に生きやすくなる方法を知りたい方には、退屈な内容かもしれません。
【攻略法➀】自分を理解する
"生きづらさ"で「人生ハードモード」になっていたわたしがまず初めにやったことは、「自分を理解する」ように努めることでした。
でも...
臭い物に蓋をしたくなるのが人間。
自分の"弱点"を見つめるのはけっこう気力が必要なことで、つい目を背けがちになってしまいます。
何を隠そうわたしがそうでした。
変わろうとしなければ、このまま一生同じことで悩み続けることになる...
そんな人生はいやだと思いました。
わたしは、「自分探し」をすることにしました。
でも何をすればいいのか分からない...
そんなときに古本屋で買ったエッセイを読んで衝撃を受けました。
ものすごく共感したとともに、エッセイを通して、自分が何を感じて生きているのか、少しだけ分かるようになりました。
比較対象があると、自分の価値観の輪郭をつかみやすくなります。
自分と近い内面の人を探して、鏡のようにして自分を見つめることができるのが、エッセイです。
【攻略法②】弱いままで行動する
攻略法の2つ目は、「弱いままで行動する」ことです。
『メンタル・クエスト』にはこんな一文があります。
自分に誠実になるとは、自分の不完全さを受け入れること
鈴木裕介『メンタル・クエスト』p198より引用
自分の不完全さを受け入れて初めて、自分に対して誠実でいられます。
- 「忘れっぽい」ことはどうしようもできないから、忘れてもミスをしない仕組みを作る
- 睡眠不足だと機嫌が悪くなってしまうので、十分な睡眠時間と質を保てるように生活習慣を変える
- 自分の心の動きを観察できるように、日記をつける
自分の弱さを見つめ、"生きづらさ"を軽くするためにわたしがしてきたことです。
行動するためのコツは、「とにかく書きだすこと」
自分の思い、本で学んだこと、日記、勉強したことなど、すべてを一冊のノートに書く。
個人的にはこの方法がとてもしっくりきました。
ちなみに、自分の考えを整理したり、まとめたりするのにおすすめなのが方眼ノートです。
わたしは「コクヨ キャンパスノート(方眼) ノ-4S5-D」を愛用しています。
「弱さを見つめられる強さ」を持てる人でいたいです
【攻略法③】コンテンツ(=自分の世界)に没頭する
3つ目の攻略法は、「コンテンツ=自分の世界」に没頭することです。
ここで言うコンテンツとは、小説やゲームといった趣味はもちろん、家族や仕事など「自分が時間を使いたい」と思えることならなんでもOKです。
自分のことが分かってくると、自分の好きなこと、やりたいことが徐々に見えてきます。
ハードモードな人生に必要なのは、「自分の世界=いつでも帰れる場所」です。
それが趣味なのか、家族、仕事、友人、恋人なのか...
自分が「そこに居れば安全だ」と思える基地を見つけておくことが、このハードモードな世界を生き抜くために最も有効な手段の一つだと、わたしは思います。
おみそは親友、読書、仕事、家族、ブログ...たくさんの「安全基地」を見つけることができました♪
まとめ:ハードモードでもリセットできないのが人生。『メンタルクエスト』
生きづらさによって「人生ハードモード」だと感じている人のために、『メンタル・クエスト』を解説しました。
この記事のまとめです。
まとめ
- 人生ハードモードとは「自分の努力ではどうにもならない状態」
- 『メンタル・クエスト』は人生ハードモードな人のためのメンタル本
- 人生ハードモードを抜け出すための第一歩は「自分を理解すること」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
それではまたお会いしましょう♪
おみそのつぶやき:「人生ハードモード」な人のための本を処方します
おみそを生きづらさから救ってくれた本たちです♪
ナナメの夕暮れ(エッセイ)
ぼくモグラキツネ馬(アート絵本)
世界から猫が消えたなら(小説)
チェックしてね♪
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